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6-3 第2部: クールジャパン戦略で海外需要を創造する ~日本のコンテンツ産業の海外展開とローカライズ~

2016/01/15

頼高 画也 Yoritaka Kakuya

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一橋大学卒、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院卒(MBA)。官民ファンド クールジャパン機構 ( (株)海外需要開拓支援機構 ) 投資戦略グループ メディア・コンテンツチーム エグゼクティブ・ディレクター。機構の投資先であるSDI Media GroupおよびWAKUWAKU JAPAN株式会社の取締役も兼ねる。2007年より、経営コンサルティング会社 A.T.カーニーにて、メディア・コンテンツ業界などを担当。2010年には経済産業省のプロジェクトも担当。

報告者: 玉川 千絵子

 



第2部では、第1部の内容を踏まえ、コンテンツ産業が日本の稼ぐ力になるための課題と、クールジャパン機構の取り組みが語られた。

頼高氏は、日本のコンテンツ産業の課題として、分野間の連携不足、国レベルの統合的な戦略の不在などがあると言う。そして、官民協調でコンテンツ産業振興を進める各国の取り組みを紹介した。ハリウッドや韓流ブームからも分かるが、コンテンツ産業は他産業への波及効果・成長可能性が高い。

現在は2020年のオリンピック効果の観光ブームや、インターネットなどで日本のコンテンツを海外に発信しやすい環境がある。これを好機に世界が評価する日本の魅力に日本人自身が気づき、輸出することが重要。日本のコンテンツも輸出拡大を促進する絶好の機会だ。

続いて頼高氏は、クールジャパン機構の取り組みを紹介。継続的ビジネス展開をしているケースが少ないという課題を踏まえ、①海外拠点不足、②資金不足、③人材ノウハウ不足といった3つの不足を解消するという役割を説明した。そして、アジア地域や欧米・中東市場などで、コンテンツだけでなく、食・サービス、ライフスタイル分野などにおいて、プラットフォーム整備型やサプライチェーン整備型、地域企業等支援型事業に率先して投資していると説明した。

今後の展開として頼高氏は、コンテンツ産業の海外展開はますます促進されるとともに、翻訳・通訳業界の重要性も増すだろうとも話していた。