コラムの連載をはじめます

2012/05/11

株式会社翻訳センター
河野弘毅(かわのひろき)


フェイスブックで知り合った翻訳者の皆さんと春の高尾山に登りました。久しぶりに翻訳者の皆さんと世間話をしながら桜が万開の山道を歩いて、ずいぶんリフレッシュできました。

翻訳会社に勤めていると、コーディネーターでない限りは翻訳者の方との接点がほとんどありません。翻訳者と翻訳会社のどちらが欠けても仕事としての翻訳は成り立たないのに、お互いの顔が見えないといろいろな誤解が生まれやすく、ときにはそれが仕事を難しくします。ネットでもリアルでもあらゆる機会を活かして、翻訳業界のいろいろな立場の人たちが横につながるきっかけをたくさん作っていくことが、業界団体の役割のひとつだと思います。

この春から一般社団法人として新しい一歩を踏み出した日本翻訳連盟の機関誌である『日本翻訳ジャーナル』は、翻訳業界のより多くの方に接点を提供できるようにフリーマガジンとしてJTF会員以外の方にも自由に無料で読んでいただけることになりました。

フリーマガジン化に合わせて、より多くの方が手にとってくださるようにコンテンツもリニューアルしていきます。その第一弾として、今月号から五名の編集委員がプロデュースする五つのコーナーを連載開始します。それぞれのコーナーには、毎号異なる執筆者が登場します。

上田恵司さん監修の「南船北馬」では、毎号、海外市場の開拓に挑戦する翻訳会社・翻訳者を紹介していきます。

高橋聡さん監修の「フリースタイル、翻訳ライフ」は、既存の媒体であまり注目されてこなかった翻訳者のリアルなライフスタイルに視点をあてます。

松田浩一さんが監修する「匠の世界」には、翻訳およびその周辺技術における「その道のプロ」が登場します。

齊藤貴昭さん監修の「翻訳横丁の表通り」は、“Twitter/SNS等のネットワークと翻訳者”・“翻訳者と翻訳会社の関係”という2つのテーマを取り扱っていきます。

遠田和子さん監修「WORDSMYTH CAFÉ」では、「紹介アイテム」を切り口にして、信条・仕事・趣味・ライフスタイルなど硬軟取り混ぜたテーマをゲストに語っていただきます。

創刊三十周年を迎えてさらに進化していく日本翻訳ジャーナルに、どうかご期待ください。