No.277 編集後記

2015/05/08

編集後記
 


 

河野 弘毅



2011年に本誌の編集長を拝命してから、私の中には『MultiLingual』という雑誌がめざすべき目標として輝き続けてきました。『MultiLingual』は年8回発行されている通翻訳業界誌であり、その表紙に掲げられた「Language, Technology, Business」の言葉に違わず、複合的な視点から品質の高い記事をバランスよく編集し、毎号刺激的な情報を提供してくれます。
通翻訳業界人であれば、『MultiLingual』を定期購読して世界全体の業界トレンドを把握し、それにくわえて『日本翻訳ジャーナル』を読めば日本のローカルな業界事情やコミュニティについて知ることができる、そういう媒体へと『日本翻訳ジャーナル』を育てあげることがひそかな個人的野望なのですが、“野望”の達成度は残念ながらまだ10%というのが実感です。
いろいろな制約はありますが、その中でできるだけ新しい試行錯誤に挑戦して、読者の皆さんに毎号なにか得るものがあった、と感じていただけるような誌面づくりを目指していきたいと思います。



 

May/Jun. #277
校正協力:
豊田 麻友美
久松 紀子
松浦 悦子
矢能 千秋

PDF版表紙・特集撮影:
世良 武史

PDF版デザイン:
中村 ヒロユキ(Charlie's HOUSE)



 

次号予告


Jul./Aug. #278
2015年7月3日発行予定
特集「TAUSの挑戦」(仮題)
機械翻訳で現在の主流となっている統計的手法では良質の言語資源(コーパス)をどれだけ大量に集められるかが翻訳品質を直接左右する重要な要素となっています。いちはやく業界横断的なコーパス共有の枠組みを提唱した業界団体TAUSは、翻訳品質の評価やAPIの標準化にも意欲的に取り組んでいます。次号では豊橋技術科学大学との提携により日本へのさらなる働きかけを試みるTAUSの最新状況をお知らせします。